跡部君っ!跡部君!お願いだからっ、 うちの学校の校門にたつのは やめてくださいっ! 「だれあの格好いい人?」「知らないの?氷帝の跡部だよ!」「ほんとだ!氷帝の制服きてる」「やっぱかっこいいよね〜!」「なんでうちの学校にいんの?」「誰か待ってるよね?」「あ!あれじゃない?ミスのほら!」「あ〜!あの人、すごい美人だもんね!」 あたしはミスでもすごい美人でもなんでもないのですよ! ただの庶民が通う高校のいち生徒なのですよ! そう訴えると跡部くんは「うるせぇそれがどうしたんだアーン?」と吐き捨てた。 「俺とお前の関係だろ。他のやつは関係ねーだろ。」とかっこいいことを言ってくれたので、「あたしに関係あるの!それはつまり、跡部にも関係あるもん!あたし達二人で一つでしょ!」と言い返したら、あの俺様は「ああ、なるほどな」と妙に嬉しそうに納得した。 (でも校門で待つのはやめなかった) |