「なぁなぁ。」
「んー何?」
「お前なぁ、白石と千歳やったらどっちと付き合いたい?」
「どっちとも付き合いたくない」
「 ! 即答かい!」






「どうしたん?急に。」
「いや、あいつら優しー感じでもてよるけど割と間逆やん?白石はまめで世話焼きやし、千歳は奔放やけど度量が大きいゆうか。」
「あーそうやなぁ。うちの周りも白石くんはお姫様タイプの子に好きってゆわれてて千歳くんは追いかけたい子に好かれてるかも。」
「ほんで、お前はなんでどっちも嫌なん。」
「白石くんは何かシャンプー変える度に”さんシャンプー変えた?”とか聞いてきて、何か嫌や。その辺の女の子以上に細かそうやし。千歳くんは授業中に公園行くんとかうちには理解できひん。」
「よおあの二人のことそんな揚げ足とったな。お前絶対幸せになられへんタイプや。」
「うるさいわ」







「ほな、どっちか選ばな死ぬってゆわれたらどうする?」
「じゃぁ死ぬ。」






「うわ、なんか白石と千歳めっちゃかわいそうなった。」
「言い出したん謙也やん。」
「そやったらお前はどんな男が好みやねんな」
「・・・おもしろい人?」
「・・・え?何やねん・・・?お前、まさか 俺、」
「いやそれは無い。」
「何やねん、まだ言い切ってへんやんけ!」
「無いわ!なんで自分やと思ったん!」







「お前、ほんなら誰やったらええねんな?あー解った。光やろ?どうせお前も何か”財前くんのちょっとSな所がかっこいいー”ゆうてる女子と一緒やな。」
「あーうち光くんもあかんわ。なんかあのかっこええ感じが無理や」
「ほな誰やねんな、まさか小春とか言うんちゃうやろなー」
「え・・・」
「え?おま、まじ?」
「違う、もう片方の方。」
「片方って、・・・ユウジか!?」
「・・・うん。っていうか、多分うちユウジ君のこと好きやと思う。」
「嘘やろ?いつから?」
「半年前くらい。なんか、かっこつけへんし、なんか接してみたら普通に良い子やったし」
「それにしてもユウジて・・・」







「何でユウジやねん。何かもう絶対無理やん。小春のこと好きなるより無理な気ぃするわ」
「いや、なんかほっとかれへん感じが。」
「そやったら千歳でええやんけ。」
「千歳くんは確信犯やから嫌。」
「お前、やっぱ幸せになられへんタイプやわ。」











------------------------10.04.14

白石は普通に、千歳は一部の女子にもてると思う。(そして白石はおめでとう)