キスしたくなる時 「あんた昨日の夜どこおった?」 「ケンヤん家やで?」 「嘘や、女の子と遊んでたやろ」 「え?何、急に」 「もうええって」 「行ってへんよ」 「その子、うちのバイト先におる子やってんけど?」 「は俺よりその子信じんの?」 「あたりまえやん、蔵之介節操なさすぎんもん」 「そんなことないよ、一筋やで」 「そういうことよう言えるわ」 「ほんまやもん」 「めっちゃむかつく!」 「・・・なぁ、キスしてもええ?」 「はぁ!?」 (怒ってる顔まで愛おしいのは君だけです) --------------------------------------- 「シンデレラはあたしでしょ」 「うんうん」 「で、意地悪な継母は跡部先輩」 「まぁそうだね」 「そんでー姉はーぁ、・・・」 「(ニコニコ)」 「滝さんかなーぁ」 「はまり役だね☆」 「そんでネズミが滋郎先輩とがっくん先輩で」 「うんうん、(楽しそうだなぁ)」 「で、王子が日吉君」 「ええー!?俺じゃないの?」 「ちょうたろは魔法使いだよ、超ハマってんじゃん」 「俺、寝てるに容赦なくキスできるよ」 「それは眠りの森の美女だよ?」 「そんなの関係ないね、証明してあげるよ、ホラ」 「・・・!あたし今寝てませんけど!!」 --------------------------------------- 「おえ、」 「うん?」 「携帯貸せ」 「はぁ?なんでよ」 「さっきからメールばっかやんけ(しかもハニカミながら!)」 「んーちょっと待って、もうちょいで終わるから」 「あかん。俺とおんのに。」 「えー」 「!!!(またはにかんだ!!)」 「あっ!!」 「なんやねん、誰とメールしとんねん」 「ちょっと、光、勝手に・・・!」 「・・・・・・」 「しかも読むし!」 「・・・・・・なぁ」 「うん?」 「ちゅうしていい?」 (メールの内容は想像におまかせします) --------------------------------------- 「・・・」 「・・・」 「なぁ、それおもろい?」 「うーん、まぁまぁ」 「ほな読み終わったら貸して」 「んー」 「ちょぉ、爪切るからゴミ箱とって」 「よっと、はい」 「いた」 「え?なに?」 「いや、爪と一緒に身も切ってもた」 「どれ?うわいたそー」 「・・・・・」 「あほやな侑士」 「・・・・・」 「・・・・・」 (最後の間でキス。) ------------------------------------------------ 「うっわ、あっくんて中学ん時にもう頭マッキンキンじゃん!」 「ああ?お前アルバム勝手に見るんじゃねーよ」 「いいじゃん。ませてんねぇ」 「そん時付き合ってた女がやったんだよ」 「えっうっそ。彼女に色ぬいてもらったの!?」 「あー」 「え、何それ、超仲良いじゃん」 「・・・(めんどくせ)」 「え、ショックー。あっくんは硬派だと思ってたのに!」 「・・・」 「えーどの子?」 「・・・その、はしの女。」 「えーかわいっ!めっちゃギャルいけど可愛い!えー昔の彼女かわいいとか〜〜あっくんの脱☆チェリーの相手?」 「だまれ」 「えーねぇ、この子今なにしてんの?」 「子供できてる」 「えー超そんな感じ!」 「・・・・・・」 「ちょっと間違ってたらあっくんが旦那じゃん!あっぶねー!」 「おまえ、ちょっと黙れ」 (唇でふさぐ。) ---------------------------------- 「え、はぁ?何を?」 「だからキスしろよ。今ここで」 「・・・調子にのるなよ、このやろう」 「調子づいてんのはお前だろ?昨日、山吹の男と遊んだってな」 「・・・(調子にのるなよ、このやろう)」 「千石に聞いたぞ、アーン?」 「・・・(あの男千石の知り合いだったのか!)」 「俺様がいながらよぉ?」 「ええーごめん」 「たりねぇなぁ」 「ご、め、ん、な、さ、い、」 「お詫びのキスは?」 「学校だもん」 「関係ねぇよ」 「えー や、だ」 「お前に拒否権なんかねーよ」 「ごめんって、ね?ゆるして?」 「あ、わりぃ。今ので冗談じゃ済まなくなった。」 「!」 キスキスキス 2009/10/26 |